XXDPO – MetaTrader 5 のインジケーター

ティムモリス

2015 年 1 月 13 日

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トレンド除去価格オシレーター (DPO) は、市場の買われ過ぎ/売られ過ぎの状態を示すテクニカル指標であり、買い/売りシグナルの取得にも使用できます。

基本的な値動きサイクルに焦点を当ててトレンドを整理します。これを達成するために、移動平均がラインに変換され、その上下の価格変化がトレンドオシレーターになります。

長期サイクルの短期構成要素の分析は、長期サイクルの主な反転ポイントを決定する際に役立つため、この指標は短期サイクルを強調するために使用されます。 DPO は、長期的な価格サイクルが短期的なサイクルをより顕著にすることを考慮していません。

計算：

この DPO バージョンは次の方法で計算されます。

XXDPO = XMA(価格[バー] – XMA(価格[バー] , SMOOTH_Period) , DPO_Period)

ここで、

XMA – 平滑化アルゴリズム。
Price[] – 金融資産の現在の価格。
SMOOTH_Period – 最終インジケーター平滑化期間。
DPO_Period – DPO 平滑化期間。
bar – バーインデックス。

取引シグナルの操作:

DPO がゼロラインを上回っている場合（つまり、価格が移動平均を上回っている場合）、それは強気のシグナルです。 DPO がゼロラインを下回っている場合 (つまり、価格が移動平均を下回っている場合)、それは弱気シグナルです。

長期サイクルの反転ポイント (乖離):

チャートがより高いピークまたはより深い底を生成する場合、価格の上下反転が続きます。
ピークまたはボトムが前のピークよりも低い/高い場合、価格は下落します。

買い/売りシグナルの解釈には 2 つあります。

次の場合に購入する必要があります。

DPO はゼロラインを上向きに横切ります。
DPOは過去の安値で確認された売られ過ぎ領域に位置しており、同時にチャネルの上部ラインはDPOと価格の両方によって下降価格の動きを制限している上にブレイクされています。

次の場合に売却する必要があります。

DPO はゼロラインを下向きに横切ります。
DPOは過去の最高値で確認された買われ過ぎ領域に位置しており、同時にDPOと価格の両方が上昇トレンドのサポートラインを突破しています。

このインジケーターが取引シグナルの取得に使用されることはほとんどありません。このインジケーターは、他のインジケーターと組み合わせて使用する場合にのみ十分な効果を発揮できることに注意してください。それにもかかわらず、これは他のインジケーターウィンドウの最適な幅を設定するためのサイクルを明らかにする便利なツールです。

このインジケーターを使用すると、10 の可能なバージョンから平滑化および平均化アルゴリズムを選択できます。

SMA – 単純移動平均。
EMA – 指数移動平均。
SMMA – 平滑化移動平均。
LWMA – 線形加重移動平均。
JJMA – 気象庁の適応平均。
JurX – 超線形平滑化。
ParMA – 放物線平滑化。
T3 – Tillson の多重指数平滑法。
VIDYA – Tushar Chande のアルゴリズムを使用したスムージング。
AMA – Perry Kaufman のアルゴリズムを使用した平滑化。

Phase1 パラメータと Phase2 パラメータは、平滑化アルゴリズムが異なるとまったく異なる意味を持つことに注意してください。気象庁の場合、これは -100 から +100 まで変化する外部位相変数です。 T3 の場合は、視覚的にわかりやすくするために平滑化率を 100 倍したものです。VIDYA の場合は CMO オシレーター期間、AMA の場合は遅い EMA 期間です。他のアルゴリズムでは、これらのパラメーターは平滑化に影響しません。 AMA 高速 EMA 期間は固定値であり、デフォルトでは 2 に等しくなります。 AMA の累乗比も 2 に等しくなります。

このインジケーターは、SmoothAlgorithms.mqh ライブラリクラスを使用します (terminal_data_folder\MQL5\Include にコピーする必要があります)。クラスの使用法については、記事「追加バッファを使用しない中間計算のための価格シリーズの平均化」で詳しく説明されています。